最近、アメリカの富裕層が「株を売らずに生活費を賄う」ために、証券担保ローンを使っているという話をよく聞きます。
つまり、保有している株をそのまま担保にしてお金を借り、生活費に充てるという方法です。株を売らないので課税が発生せず、資産を減らさずに済む――まさにお金持ちならではの発想です。
でも、ふと思ったんです。「じゃあ、同じことを日本でやったらどうなるんだろう?」
というわけで、私はAIにこう尋ねてみました。
「楽天銀行の証券担保ローン(金利2.875%)を使って、株を売らずに生活費を借りたら得じゃない?」
【参考:楽天銀行証券担保ローン金利】
借入残高(元本)→借入利率(年利)
1,000万円超→年1.875%
100万円超1,000万円以下→年2.875%
100万円以下→年3.875%
するとAIの答えは、意外にも「それはやめとけ」でした。
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1.AIの分析:たしかに理論上はお得
AIは、数字できっちりシミュレーションしてくれました。
資産2億円で含み益は1億円。年間支出800万円。
この条件で「株を売る」のと「株を担保にお金を借りる」のを比較したところ、確かに借りたほうが税金を払わない分、資産が増えるという結果が出ました。
さらに金利が1.875%と低ければ、年5%の株式リターンでも十分にペイするとのこと。
アメリカの富裕層が好んで使うのも、なるほど納得です。
※本シミュレーションは税・手数料・暴落などを考慮しない理論値です。実際の投資判断は自己責任でお願いします。
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2.ただし、AIの警告はこうでした
「それを個人投資家がまねすると危険です。」
理由は単純。
株価が下落したとき、担保価値が減ると追証(マージンコール)が発生するからです。
たとえば、あなたがFANG+のような高ボラティリティ銘柄を担保にしていた場合、
半値になればすぐに追加資金を求められます。
つまり、「お金を借りている間は、株価が下がったら詰む」のです。
AIいわく――
> 富裕層は、下落しても生活が破綻しないほど現金を持っている。
> でも一般投資家が同じことをやると、一発でゲームオーバー。
その言葉が妙にリアルに響きました。
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3.では、私がやるべきことは?
ここで私が聞いた次の質問は、
「じゃあ、私はどうすればいいの?」というもの。
AIの提案はこうでした。
> まずは、NISAを最大限活用しなさい。
> 非課税の力を40年スパンで味方につければ、ローンを使うよりはるかに確実。
そこで、私はシミュレーションをお願いしました。
この先1年において、幸いにしてNISA口座フル活用により資産が3,000万円になったと想定。
銘柄はシンプルにFANG+1本。
月20万円で生活し、支出は毎年3%ずつ増える。
リターンは年15%
(過去のFANG+の20%よりも少し控えめ、しかし暴落想定など無い楽観的な設定)。
これを40年回したらどうなるか――
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4.結果:売らずに生活費を払い続けても、資産は17億円超!
驚くべきことに、40年後の資産はなんと約17億6,000万円に膨らみました。やはり暴落想定が無いと楽観過ぎますかね。
蛇足ですが、前回の奇跡の40年シミュレーションでは、運用可能な初期資産が1,300万円でした。
そのシミュレーションではまさにハイリスクで命がけな印象だったのですが、今回は余裕のシミュレーション結果です。
初期資産が3,000万円だとこうも違うのかという前提条件による違いのほうが大きく驚きました。
年間支出もインフレで240万円→763万円まで増えていますが、
それでも複利の力が圧倒的で、資産は指数関数的に増えていきます。
つまり、課税のないNISAで高リターンを維持できれば、生活費を払いながら資産を増やし続けられるという結果です。
富裕層がやっている「株を売らずに生活費を得る」仕組みを、
私たちは「NISA」という制度の中で、実はもっと安全に実現できるのです。
※本シミュレーションは税・手数料・暴落などを考慮しない理論値です。実際の投資判断は自己責任でお願いします。
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5.結論:貧乏人はNISAで複利を味方につけよ
お金持ちは、株を売らずに借金して生活しても平気。
でも私のように資産が小さい層がそれをマネすれば、
一度の暴落で退場しかねません。
だからこそ、NISAの非課税で複利を守るというのが最強の戦略。
富裕層の真似をするより、制度を最大限に使うほうが確実です。
株を売らないという意味では同じでも、
借金で富裕層の真似をするより、「税金を取られない」という庶民の防衛術を磨くほうが、ずっと確実。
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