【当事者と家族へ】「私のひきこもり体験記」引きこもり2ヶ月で脳機能はどこまで低下したか?9月に起きた「命に関わる失敗」の記録🤕

私は現在、発達障害うつ病の診断を受けており、就労継続そのものが困難という状況下で、どうにか生きるすべを模索しています。

平日の私は、復職に向けたメンタルヘルスのプログラムに参加していますが、現職での休職はすでに2度目です。私の障害特性やエネルギー、熱意を鑑みると、仮に今の職場に再度復職できたとしても、同じことの繰り返しになる可能性が高いと感じております。

そのような模索の日々の中、今年の夏にプログラム内で対人関係のトラブルが有り、私は思い切って2ヶ月ほどプログラムを休むことにしました。これが、2025年8月〜9月の2ヶ月間にわたる「引きこもり生活」の始まりです。

行動範囲はスーパーマーケットや公共の運動施設、交流した人は週に一度の実家の両親のみという、徹底した環境でした。

猛暑の中の2ヶ月の引きこもり生活は、私の心身にどのような影響を与えたのか?

本記事では、この体験を「身体」「心」「行動」の3つの側面から内省し、赤裸々に綴ります。特に、ご自身の引きこもり体験や、これから引きこもりを考える方、そしてそのご家族・関係者の方々に向けて、私の体験が何かしらのヒントになってくれれば幸いです。

そして、この記事の最も重要な結論の一つとして、お伝えしたいことがあります。それは、引きこもり解消後も、心身のしんどさがしばらく続き、すぐに全てがうまくいくわけではないということです。だからこそ、小さな目標設定(スモールステップ)の大切さと、その小さな行動を自分を含む誰かにポジティブに褒めてもらえることの重要性を、切実に訴えたいと思います。

1. 身体への影響:運動を続けた私を襲った「想像以上の疲労感」

2ヶ月を通じて、身体への悪影響はさほど感じられなかったと記憶しております。幸いにして睡眠を大切にできたようで、睡眠時間や起床時間に大きな変化はありませんでした。

また、筋肉の維持に運動は不可欠だと考え、片道ウォーキングで遠くのスーパーマーケットへ買い物に行ったり、利用料の安い公共の運動施設で筋トレなどを欠かしませんでした。

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しかし、体調の変化は引きこもり終了後の10月に突如現れました。

私の自覚以上に、体力が落ち込んでいたと考えられます。10月から復職プログラムへの参加を再開したのですが、想像以上の疲労に襲われました。当初は、午前参加、15時まで参加、終日参加と段階を経ての参加見込みでしたが、クリニックに到着する頃にはヘトヘトという状態でした。

この「想像以上の疲労感」は、単なる体力低下だけではなかったと分析しています。定期的な運動をしていたにもかかわらず、やはり家にいる時間が長かったことによる「実際の体力低下」に加え、後述する「易疲労心理的な抵抗感による気疲れ)」が複合的に作用した結果だと考えられます。

人にいる環境に向かう、それだけで強い心理的な抵抗感が働き、グッタリと心身が消耗してしまったのでしょう。家の中にいることと、社会的な場所へ移動し、他者と関わることの間には、想像以上に深いギャップがあったのです。

なお今年の猛暑は、もしかすると私にとってはプラスに働いたのかもしれません。エアコンのない我が家で、四苦八苦しつつも「暑さ対策」という危機回避の行動に思考を集中できたことで、将来への不安にふさぎ込むというプロセスが発生しなかったのです。つまり、生命の危機を前にしたことで、人生の悩みを考える余裕が消えた。これが心への悪影響を若干軽減するメリットとなったと分析しています。

2. 心への影響:脳機能の低下と「易疲労」がもたらす行動の停止

今振り返ると、のんびり過ごせていたような気もします。個人差が有るのでしょうが、2ヶ月程度では私に「このままじゃヤバい」等といった強迫観念が訪れることはありませんでした。

しかし、一番の問題は認知能力、脳機能の低下です。全体的に脳みそにモヤがかかったような感覚が訪れる頻度が増えていた気がします。他者との交流がほとんど皆無になった事により、脳への刺激が激減したのでしょう。

やはり、映像や文字、動画による刺激だけでは足りず、少なくとも私には「ある程度の社会性」が必要なのだと痛感した次第です。私にとって社会性とはストレスそのものです。しかしストレス=刺激でもあり、私の人間性を維持するには、ストレスもまた必要なのだと感じました。

2ヶ月間にわたり、ストレスの少ない生活を続けた結果、やはり10月のプログラム再開時に影響が出ました。体力の低下のみならず、気疲れが激しく生じていまいました

これは就労時も強く症状として出ていた「易疲労というものです。心が「疲れた」と認識しやすくなってしまう状態であり、この易疲労による影響は後述する行動面にも如実に現れます。

引きこもり界隈ではあるあるネタである「1日1ターンしか行動できない」人間になってしまうのです。わかりやすく言うと、疲れてタスクがこなせなくなってしまい「今日は散歩した。以上」「今日は洗濯をした、以上」と行動量が著しく減少してしまうのです。

この脳機能の低下や易疲労は、すぐに解消されるものではありませんでした。実際、引きこもり解消後にブログ執筆を始めたり、プログラム参加を再開したりした後も、鍵の閉め忘れや切符の取り忘れといった認知機能の低下に起因する問題はしばらく続きました。脳への刺激の欠如がもたらす影響は、回復に時間を要する根深い問題なのだと痛感しました。

3. 行動への影響:進行する失敗行動と危機感から生まれた「成果」

行動については、心の影響が大きいです。私が一番恐ろしく思ったのは、脳機能の低下に伴う数々の失敗行動です。

  • 外出時に背負っているリュックが開きっぱなし:1回
  • 改札口で切符を取り忘れる:3回
  • 家の鍵をかけたか不安になり何度も家に戻る:複数回
  • 冷凍庫を一晩開けっ放し:1回
  • 自炊時、料理完成後にコンロの火をつけっぱなし:1回

いかがでしょう?引きこもり生活が経過するにつれて酷くなっていきました。これには私も危機感を覚えました。

特に深刻だったのが、引きこもり後半の9月に立て続けに起こった、自宅内での重大な失敗です。具体的には「冷凍庫を一晩開けっ放し」や「コンロの火のつけっぱなし」といった事例が、この時期に集中して発生しました。

この事実は、私の脳機能の低下が進行していることを強く示唆しており、非常に大きな危機感を覚えました。コンロには安全装置があり致命的な事態は避けられたかもしれませんが、「自分の意識と実際の行動が異なってしまう」こと、つまり、無意識の行動で重大な失敗を犯してしまうことが恐ろしく、不安が広がりました。

この進行性の失敗行動は、私に「老後のリスク」にも想像を膨らませました。老後は社会とのアクセスが今よりも絶たれてしまう可能性が高く、私のような特性を持つ人間にとっては、生活上のリスクが遥かに高まると感じたのです。

その結果が9月末から楽天のサービスで始めたブログ執筆です。

これこそが、2ヶ月の引きこもり生活唯一の成果と言えるでしょう。この行動は、単なる趣味ではなく、危機感から生まれた予防策でした。ストレス解消や、低下した認知能力を回復させるための出力表現を目的として、私は文字を綴り始めました。

まとめ:引きこもり解消後の「しんどさ」を乗り越えるために

本記事では、私の2ヶ月間の引きこもり体験を、心身への影響から行動面の変化まで内省してきました。

今回の体験から学んだことは、以下の通りです。

  1. 体力低下+易疲労の複合的な影響: 定期的な運動だけでは補えない「社会活動への復帰に伴う疲労(易疲労)」が存在し、解消後の心身の負荷は想像以上であること。
  2. ストレス=刺激の必要性: 孤独による脳への刺激不足は、認知機能の低下(脳のモヤ)を引き起こし、深刻な失敗行動を招き、人としての基本的な機能を維持するためには「ある程度の社会性(ストレス)」が必要不可欠であること。
  3. 危機感が出力につながる: 失敗行動の進行による危機感が、ブログ執筆という「認知能力回復のための出力表現」という唯一の成果を生み出したこと。

そして、この体験記を通じて、特に現在しんどさを抱えている方々に最もお伝えしたい結論は、「引きこもりを解消したからといって、すぐに心身が回復するわけではない」ということです。

プログラムに再参加した10月以降も、体力・認知機能の低下によるしんどさは続き、鍵の閉め忘れなどの失敗にもしばらく悩まされました。回復には、必ず時間が必要です。

だからこそ、焦らないことが大切です。

  • スモールステップで進むことの大切さ: 今日は散歩をしただけでも、洗濯をしただけでも、「1日1ターン」の行動でも構いません。小さな目標を設定し、それをクリアできた自分を認めてあげてください。
  • 小さな行動をポジティブに褒められることの重要性: 引きこもりから社会へアクセスする上では、自分や他者からの共感や肯定が大きな力になります。自分を含む家族や周囲の人は、本人の大きな成果ではなく、「朝起きた」「外に出た」といった小さな行動をこそ、ポジティブに褒めてあげてください。

この体験が、今、困難な状況にある方々の一歩を踏み出す勇気や、その周囲でサポートする方々の理解の一助となれば幸いです。



ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

もしこの記事が参考になった、共感になったと思ってくれる方は、リリース直前のシンプルなandroidアプリ「命の価格シミュレータ」と「お金と生きるシミュレータ」のテスト協力をお願いしたいです。

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みなさまの日々のチャレンジが、豊かな人生へとつながることを願ってやみません。



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