
1.導入
みなさんは、「フールプルーフ(Fool Proof)」という言葉を知っていますか?
直訳すると、「愚者を防ぐ」、分かり易く言うと「おバカのやらかしを防ぐ仕組み」を指します。
フールプルーフとは、人が操作ミスをしても事故や重大な失敗が起きないように設計する安全設計の考え方で、製造業や工学、UI設計などで広く使われています。
日本では「ポカヨケ」なんて言葉でも表現されるようです。
ポカヨケは日本の製造現場で使われる言葉で、意味としてはフールプルーフとほぼ同じ概念です。
2.フールプルーフの魅力:私が安心する世界
①フールプルーフの具体例(日常生活での例)
日常生活でよく見られる「フールプルーフ」の分かりやすい例を3つ紹介します。
・電子レンジ:ドアを閉めないと作動しない
電子レンジは、ドアが開いたままマイクロ波が放出されると人体に危険が及びます。
そのため、「ドアが完全に閉まっていること」が確認できない限り、加熱が始まらない(スイッチが入らない)仕組みになっています。
利用者がうっかり加熱ボタンを押しても、事故が起きない設計です。
・全自動洗濯機:脱水中にフタを開けると止まる
洗濯機の脱水槽は非常に高速で回転しており、手を入れると大怪我に繋がります。
そのため、「フタを開けると強制的にブレーキがかかる」よう設計されています。
また、最近の機種ではチャイルドロック機能により、運転中は物理的にフタが開かないようロックされるものも一般的です。
・車のエンジン始動:ブレーキを踏まないと掛からない
オートマチック車(AT車)において、アクセルを踏んだ状態でエンジンが掛かり急発進するのを防ぐ仕組みです。
「ブレーキペダルを強く踏んでいる」かつ「シフトレバーがP(パーキング)にある」という条件が揃わなければ、スタートボタンを押してもエンジンが始動しないようになっています。
②私が求めてやまない世界
私は今休職中ですが、就労時は「ミスが許されない仕事」でした。
世の中の仕事は多かれ少なかれ「そういうもの」でしょう。
しかし私の世界に加点は存在しないかのようでした。
少なくとも私は及第点に至ることはなく、ミスを数えて摩耗していく日々を送っていました。
実際に多くのミスをやらかしてきました。
あの時業務において、フールプルーフの仕組みがあればと思わずにはいられません。
もちろん非効率なのでしょう。コストもかかるのでしょう。
実際に世間で取り入れられているフールプルーフも致命的なトラブル防止を対象にしています。
私がミスをしようとしてもできない職場、そのようなものは見果てぬ夢なのかもしれません。
③私の生活のなかのフールプルーフ
フールプルーフの設定はコストがかかるのでしょう。
私が自分で出来るのは私の生活内、私の手が届く範囲のフールプルーフです。
・家の鍵をズボンと紐付け(紛失防止)
・忘れてはいけないもので、カバンに入れられないものは、玄関ノブにかけておく。
・パソコンを置く机と飲食物を置く机を分けている(PC故障防止)
生きづらい私が少しだけ道をそれないようにする、ガードレールのようなものなのかもしれません。
3.おわりに
他に私がほしい仕組みは、飲酒時のSNS制限でしょうか。
他人がどうこうではなく、任意で設定して、私のコンディションが悪いときには書き込みできないようにしてほしい気がします。
しかし一方で、精神疾患を抱える私にとっては「常時制限」がかかることにならないか不安です。
まさに杞憂ですね💦
フールプルーフの概念は好きですが、こうも連呼すると自虐的になりがちな自分がいます。
世の中に期待しすぎずに、ひとつひとつ、自分が生きやすくなるような仕組みを構築していきたいものです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます🐻