抹茶バブル2026|抹茶は「緑色の砂金」になるのか!?抹茶の基礎知識とトレンド動向【初心者向け】

抹茶バブル2026!世界で人気の理由と基礎知識|日本産・中国産の違いと比較表

世界が抹茶に熱狂しているらしい。

でも私は、まだ一度も飲んだことがない🐻

この記事は、そんな私が抹茶への理解を通じてライフスタイルなどを考えたエッセイです。

1.はじめに:抹茶の輸出が前年比2倍だってさ

2025年の輸出実績から日本の抹茶が“足りなくなるかもしれない”という話を知りました。

輸出額は前年比2倍の721億円。

これは単なる流行ではなく、需給が崩れ始めたサインかもしれません。

news.yahoo.co.jp

Yahoo!ニュース(2026年2月22日(日) 7:00配信:フードジャーナリスト 山路 力也 氏)

Yahoo!ニュース概要

世界各国の「抹茶バブル」で輸出額倍増 その背景と日本国内への影響は

2025年の緑茶輸出額は約721億円と前年比2倍を達成。海外での抹茶人気急上昇の背景には、ウェルネス志向、SNS映え、Z世代の支持拡大がある。

中国・イギリス・アメリカを中心に需要が増加。

一方、国内では茶葉価格高騰により消費者やカフェ経営者に負担が生じ、中国産・韓国産抹茶の導入も進む。

政府は輸出拡大を目指すが、生産体制の強化が課題となっている。

抹茶の世界をのぞいてみよう

恥ずかしながら私は、抹茶を飲んだことがありません。

お湯に溶けるんですよね?

この記事では、抹茶の基礎知識から世界的な動向をまとめて、私の所感を語りたいと思います。

抹茶のことを良く知らない方向けの記事となります。

「最近よく聞くけど、なぜそんなに人気なの?」「高い抹茶と安い抹茶は何が違うの?」といった疑問を、最新のトレンドを交えて紐解いていきます。

2.抹茶の動向2026:なぜ世界で「緑のゴールドラッシュ」が起きているのか?

①抹茶とは:ルーツは中国、スタイルは日本

抹茶は、日光を遮って栽培した茶葉(碾茶)を石臼などで粉末にした日本伝統の緑茶です。

お茶自体のルーツは中国の唐時代にあり、日本へは鎌倉時代に栄西禅師によって伝えられ、その後に「蒸して、乾かし、石臼で挽く」日本独自の製法が確立されました。

2026年現在、健康効果やアレンジの多様性から世界的なブームが続いており、飲料だけでなく美容や機能性食品としての活用も広がっています。

・特徴と健康効果

抹茶は茶葉を丸ごと摂取するため、一般的な抽出液の緑茶よりも高い栄養価を誇ります。

抗酸化作用と美容:豊富なカテキンが抗ウイルスやシミ予防、肌の透明感維持を助けます。

リラックスと集中:アミノ酸の一種「テアニン」がストレス緩和や睡眠の質改善、認知機能の維持に寄与することが報告されています。

カフェイン:コーヒーよりも穏やかにエネルギーを持続させますが、過剰摂取には注意が必要です。

・おすすめのブランド・産地

用途に合わせて、以下のような産地やブランドが支持されています。

産地:日本三大茶の一つである京都・宇治抹茶が有名ですが、生産量では愛知県西尾市が日本有数のシェアを誇ります。

上林春松本店 宇治抹茶 早摘昔(さづみむかし):江戸時代から続く老舗で、飲料「綾鷹」の監修でも知られる信頼の厚いブランドです。

辻利 さらっととける抹茶:溶けやすさに特化しており、家庭でのアレンジや飲用に適しています。

山英 有機抹茶:オーガニック志向のユーザーに選ばれている無添加の国産抹茶です。

②世界的な動向

※なお、日本の輸出額721億円は緑茶全体の輸出額であり、その中でも特に抹茶関連商品の伸びが顕著と報じられています。

2026年現在における抹茶の世界的動向は、単なる「日本のお土産」という枠を超え、「緑のゴールドラッシュ」と呼ばれるほどの巨大市場へと進化しています。

特にZ世代を中心に、コーヒーに代わる「クリーンなエネルギー源」としての地位を確立しており、世界の抹茶市場は2026年時点で約39億ドル規模(約6,000億円)と推計され、2031年までに53億ドル超(約8,200億円)への成長が見込まれています(Mordor Intelligenceほか)。

・「お土産」から「ライフスタイル」への昇華

かつては「キットカット 抹茶味」のようなお菓子が定番でしたが、現在は「体験と本物志向」へシフトしています。

訪日客の聖地巡礼:宇治などの産地を訪れ、高級抹茶を直接購入する観光客が急増しています。

体験の持ち帰り:帰国後も自宅で抹茶を点てるため、茶筅(ちゃせん)や茶碗などの茶道具一式をセットで購入するケースが増えています。

・世界のカフェ文化を「緑」が席巻

欧米やアジアの主要都市では、抹茶はもはや特別なものではありません。

脱・コーヒーの動き:英米の有名カフェチェーンでは、夏のドリンク売上の50%以上を抹茶系が占める店舗も現れています。

多様なアレンジ:バンコクやニューヨークでは、ココナッツ、オレンジ、ピーチ、さらにはレモネードと組み合わせた「進化系抹茶ラテ」がSNSで爆発的に拡散されています。

・日本国内への「逆風」と「バブル」

世界的な需要爆発により、日本国内では異例の事態が起きています。

価格の高騰と深刻な不足:海外への輸出額が過去最高を更新し続ける一方で、国内では原料(碾茶)の争奪戦が激化。大手メーカーの飲料や茶葉が値上げを余儀なくされています。

二極化:安価な「製菓用」と、1kgあたり数万円以上で取引される「セレモニアルグレード(飲用)」の価格差が拡大し、高級品はまさに「緑色の砂金」と呼ぶにふさわしい価値を持っています。

・美容・健康の「スーパーフード」としての確立

成分の「テアニン」によるリラックス効果と、「カテキン」による高い抗酸化作用が再評価され、飲料だけでなくスキンケア製品や機能性食品としての活用も2026年の大きなトレンドです。


このように、抹茶は今や「日本の伝統」という枠組みを超え、世界のウェルビーイング(健康と幸福)を支える戦略物資のような存在になっています。

補足:日本と中国の抹茶の違い

日本産抹茶は、光を遮って栽培される(被覆栽培)ため、鮮やかな深い緑色、強い旨味と「覆い香」が特徴で、成分的にテアニンやアルギニンを多く含みます。

一方、中国産抹茶は、黄色味を帯びた黄緑色で、渋味や苦味が先行するものが多く、近年の栽培技術向上により品質も上がっていますが、日本産と比べると色や風味が異なると言われています。

国内外で需要が高まる中、選択肢として増えている中国産との違いを、栽培方法や風味の観点から一覧表にまとめました。

価格高騰の中で、中国産を選ぶ選択肢も現実的になっています。

感情論ではなく、違いを冷静に見てみましょう。

比較項目 日本産抹茶 中国産抹茶(一般的)
栽培方法 被覆栽培
(20〜30日間日光を遮る)
露地栽培
(日光を浴びて育てる)
加熱処理 蒸気で蒸す
(酸化防止・鮮色保持)
釜で炒る、または熱風乾燥
粉砕工程 石臼で低温粉砕
(極めて微細)
機械による高速粉砕
(摩擦熱が生じやすい)
見た目(色) 鮮やかな深緑色 黄色味を帯びた緑、または茶褐色
味わい 強い旨味、まろやかな甘み 強い苦味、渋み、独特の土臭さ
主な用途 茶道用、高級飲料、贈答品 加工食品、スムージー、工業用原料

※表は左右にスクロールできます

③2026年の最新トレンドまとめ

2026年の抹茶市場では、従来の「和」のイメージを超えた新しい動きが目立ちます。

フレーバー抹茶の台頭:バニラ、マンゴー、ピスタチオ、さらにはココナッツやレモンと組み合わせた「フレーバー抹茶ラテ」が世界的なトレンドとなっています。

家庭での日常化:カフェで楽しむものから、茶筅(ちゃせん)などの道具を揃えて自宅で点てる「日常のルーティン」へとシフトしています。

価格高騰:世界的な需要増と原料不足により、主要メーカーの飲料や茶葉の価格が上昇傾向にあります

上記のうち、特に注目されるのはフレーバー抹茶ラテの多様化で、バンコクやニューヨークのカフェではココナッツやピーチとの組み合わせがTikTokで数億再生を記録しています。

Z世代の『クリーンエネルギー源』としての支持も続き、スターバックスなどのチェーンで抹茶系売上が急伸しています。

では、これは本当に「バブル」なのでしょうか。

価格上昇と需給逼迫が続くなら、短期的には過熱状態とも言えます。

しかし健康志向・ウェルビーイング市場の拡大という長期トレンドを考えると、構造的成長の可能性もあります。

投機なのか、定着なのか。今はその分岐点にいるのかもしれません。

3.おわりに:人生の22,000杯、あなたは何を飲む?

どうやら私がイメージしていたよりも、世界中で抹茶の愛好者が広がっている印象でした。

現在、生活に抹茶が存在しない私は、このトレンドに乗り遅れているようです。

かといって、抹茶が価格高騰の方向性にあるならば、より一層のこと初心者が手を出すのはハードルが高くなったと言えます。

ふと浮かんだのは「私たちは何を飲んで生きるのか」という問いでした。

現在の私は、一日にコーヒーを1~2杯飲むライフスタイルです。

あと40年生きるとしたら、1.5杯×365日×40年≒22,000杯のコーヒーを飲むことになります。

それもまた生き方の一つかもしれませんが、もう少し飲み物の幅を広げるのも豊かな生き方なのかも、と思う私がいます。

生きることは食べること、とも言われます。

限りある人生です。「選ぶことに疲れやすい私」ですが、今回抹茶の世界に触れたことで、少しだけ飲むものを考えてみたいとも思えました。

そう思えただけで少しだけ嬉しくなるから、不思議なものです。

世界が抹茶を取り合っている時代に、

私は何を飲んで、どう生きるのか。

それを考えることは、小さな贅沢なのかもしれません。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました🐻

おまけ:抹茶の二つ名を考えてみた

・緑色の砂金

黒いダイヤに例えられた石炭から着想を得ました。

現在の需給の逼迫と経済的価値の急上昇を象徴する、時代に即した表現と言えるかもしれません。

・J-Espresso

濃厚な抽出液としての立ち位置を、西洋のコーヒー文化に重ね合わせました。

・The Green Alchemy(緑の錬金術)

水と粉末が混ざり合い、至高の一杯に変わるプロセスを神秘的に表現。


抹茶の二つ名、あなたはどれが良いと思いますか?それとも、よりふさわしい二つ名が浮かびましたか?



初めての抹茶として、普段使いに良さそうな抹茶のリンクを掲載しておきます。

2026年2月22日時点で、星4.1(1,364レビュー)の高評価で30g¥798 (¥27/g)です。



また本記事で紹介された「辻利 さらっととける抹茶」も安定のブランドでおすすめです。

こちらは2026年2月22日時点で、星4.2(130レビュー)の高評価で30g¥637 (¥21/g)です。

参考資料

農林水産省の輸出実績資料

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_info/attach/pdf/zisseki-277.pdf

財務省貿易統計検索ページ

https://www.customs.go.jp/toukei/srch/index.htm