
1.導入
ただいま実家に帰省中です。
今年の実家のおせちは、郵便局で注文したお取り寄せ品とのことでした。
母に理由を尋ねると、「もう準備が大変だから」という答えが返ってきました。
その言葉に、抗いようのない両親の老いを突きつけられたような気がしました。
そこまで意識していませんでしたが、やはり実家の味を期待していた私がいたようです。
そこはかとなく時間の流れを感じて、寂しい思いもありました。
2.お取り寄せおせちの印象
①商品情報
さて、実際に注文したおせちですが、次の商品です。
~〈愛知〉「一客一亭」が真髄の割烹料亭千賀~
割烹料亭千賀監修 迎春おせち料理「飛祥」和風三段重

公式のPRは下記のとおりです。
おおよそ25.7㎝四方の大きなお重に、料理人が吟味した食材の数々を、彩り良く豪華に盛り付けました。
口取りから甘味に至るまで、61品全てに味付けの妙と素材の力を活かしておりますので、老若男女問わず、重箱の隅までお楽しみいただけます。
②私の所感
なんというか、毎年の実家のおせちとはかなり異なる印象を受けました。
「一つ一つの料理の味付けがクッキリしている」
これは「本来ならば」非常に高評価のはずです。
私は自分自身の好みとして「うま味の強い料理が好き」だと思っていました。
しかし、今回のお取り寄せおせちには違和感が残ります。
確かに美味しい、
でも「少し疲れる」、
そんな印象を覚えました。
料理にそんな印象を覚えるのは人生初です。
ちょっとつまんで、「もう十分」となりました。
幸い、数の子や黒豆など、いくつかは母が手作りしたものも並んでいました。
それらとお取り寄せを交互に食べてみると、その差は歴然でした。
特にお取り寄せおせちの黒豆は、甘みの強さが目立つような気がしました。
手作りのものは、舌がびっくりしない。
スッと、そのまま体に入る感覚があるのです。
③鯨汁が人生の味

地域がばれちゃうかもしれませんが、鯨汁がお正月料理です。
一言で言うと、鯨の皮下脂肪入りのけんちん汁のようなもの、です。
今回も、豪華なお取り寄せおせちの隣に、いつもの鯨汁が並んでいました。
一口啜ると、そこには「変わらない味」がありました。
本当に鯨の風味豊かで大好きな味わいです。
私が死ぬ前に食べる最後の1食は「鯨汁か?天ざるか?」で悩むくらいです🐻
3.おわりに
美味しい食事に疲れちゃう、というのは驚きの人生初体験でした。
これが老化でしょうか?
それとも人生経験を重ねた結果なのでしょうか?
恐らく両方なのでしょう。
プロの完璧な味よりも、身体に馴染む「いつもの味」を求めるようになった自分。
そして、その「いつもの味」が少しずつ形を変えていく実家の風景。
美味しさの先にあるものを味わうことは幸せなのでしょうか?
まだ私にはわかりません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます😊
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