資さんうどんの海外展開に嫉妬する私と、取り残される地方都市?

資さんうどんの台湾進出に嫉妬?国内未進出エリアの住人が嘆く「日本より海外」の切ない現実

1.はじめに:日常でごぼう天うどんが食べたい私

北九州のソウルフード「資さんうどん」が、2026年6月の台湾進出を発表しました。素晴らしい話です。

素晴らしいけれど……正直に言わせてください。『私の街を飛ばして、なぜ先に台湾なの!?』と。

news.yahoo.co.jp

Yahoo!ニュース(2026年2月14日(土)9:51配信:読売新聞オンライン)

記事概要

すかいらーくHDは、傘下の「資さんうどん」の海外1号店を6月に台湾(台北市内)でオープンすると発表した。

今年中に最大3店舗まで拡大し、成功すればマレーシアやインドネシアなどアジア他国への展開も検討する。

金谷実社長は「100店規模に拡大できるポテンシャルがある」と述べ、海外需要への自信を示した。

資さんうどんは北九州発祥で、2024年10月に同HDが買収。国内店舗は昨年末94店で、今年約30店を新規出店予定。

資さんうどん公式HP https://www.sukesanudon.com/

ごぼう天うどん、いいよね

資さんうどんメニュートップ

画像は資さんうどんメニュートップページより引用

私が「ごぼう天うどん」の存在を知ったのは、マンガ「クッキングパパ」のワンシーンからだったと思います。

作中では、戦時中に米国人捕虜にゴボウを食べさせた話が「誤解された」という逸話が描かれていたのが印象的でした。

(なお少し検索してみましたが、かつて新潟県に存在した東京俘虜収容所第4分所のエピソードである可能性がありますが、一次資料は見つかりませんでした)

柔らかめの九州うどんに、サクサクの衣と少し歯ごたえのあるゴボウの食感のアクセントが魅力的です。

時間経過とともに衣は出汁を吸ってトロトロになっていきますが、それもまたオツな味わいです。

決して近隣でごぼう天うどんそのものが食べられないわけではないですが、優良なチェーン店の出店が羨ましく感じる私がいます。

この記事は、資さんうどんが近所に無い私が、海外出店に嫉妬しつつも地方都市の切なさを考えたものです。

2.資さんうどんとは:うどん・丼・ぼた餅まで揃う、北九州のソウルフルなファミレス

資さんうどんロゴ

以降の画像を含め、資さんうどん公式HPより引用

①概要

資さんうどん(すけさんうどん)は、1976年に福岡県北九州市で創業した人気のうどんチェーンです。

鯖や昆布、椎茸から取ったやや濃いめの出汁と、モチモチした食感のうどんが特徴で、名物の「肉ごぼ天うどん」や名物ぼた餅、100種類以上の豊富なメニューで知られる北九州のソウルフードです。

②特徴と魅力

出汁と麺へのこだわり:

資さんうどん出汁

鯖、昆布、椎茸などから丁寧に取った黄金出汁と、もっちりしつつも噛みごたえのある特製麺が自慢。

名物メニュー:

資さんうどんぼたもち

スティック状の「ごぼ天」が入った「肉ごぼ天うどん」や、甘さ控えめで美味しい「ぼた餅」が人気。

豊富なメニューとサービス:

資さんうどんメニュー

うどん、丼、おでんなど100種類以上あり、天かす・とろろ昆布が入れ放題。

店舗展開:

北九州を中心に九州全県、山口県、さらには関西・関東など全国に展開中

(1都1府16県、95店舗※2026年2月時点)。

福岡では日常的な食事処として、家族連れからお一人様まで幅広く利用されています。

3.わが町に来ないのに海外展開?「地方より海外」が先になる時代

①情緒的な憶測

円安&不景気感の強い日本よりも、海外で外貨を稼ぐ方が儲かる?

日本の地方都市じゃ稼げない?

そんな憶測に基づく妬ましさ(笑)が湧き出てきます。

しかし実際はどうでしょう。すこしまじめに考えてみました。

②現実的に考えられる推察

親会社の強力なインフラ活用

親会社のすかいらーくホールディングスは、(ガストやしゃぶ葉など、すかいらーくグループ全体として)台湾に78店舗以上(2025年5月時点)の基盤をすでに築いています。

ガスト、しゃぶ葉、武蔵野森珈琲など多ブランドで展開しており、物流網・現地工場・人材育成システムが整っています。

一方、日本国内の資さん未進出エリア(東北・北海道など)にも、すかいらーくの既存店舗は存在します。

2026年の国内30店舗出店も、主にガストなどからの業態転換で進められる予定です。つまり、「ゼロからの開拓」ではありません。

それでも台湾を優先した理由は、どこにあるのでしょうか。

「うどん」というコンテンツの海外需要

・アジアでの人気:丸亀製麺をはじめ、日本式うどんはアジア圏で「勝てるジャンル」として認知されています。

台湾でも日本式うどんはすでに人気があり、軽食として受け入れられやすい土壌があると推測できます。

そのため、すかいらーくの既存顧客層とも相性が良いのだろう、と感じます。

・成長性の確保:日本国内は人口減少と外食市場の成熟により、1店舗あたりの成長余地が限定的なのは、地方都市に住む私が一番痛感するところです。

一方、アジア市場は中間層の拡大が続いており、将来の収益の柱として期待できるでしょう。

企業として「将来の収益の柱」を海外に求めるのは、生存戦略として正解と言わざるを得ません。

③憶測と推察のまとめ

つまり、「すかいらーくの台湾資産を最大限に活用すれば、国内の未進出エリアに出すよりも短期間でスケール(拡大)できる」という、極めて合理的なビジネス判断だと推察できます。

ただし、すかいらーくの拠点は国内未進出エリアにもあります。

それでも「海外>日本の地方都市」という選択をした事実は、ある意味で日本の地方都市の相対的な価値を問うているようにも思えます。

私の嫉妬(笑)も、完全に的外れというわけではないのかもしれないです。

いずれにせよ、「台湾の皆さんは資さんうどんを楽しめて、私は楽しめない」、これが少しだけ妬ましい現実です。

4.おわりに:いつかは資さんうどんで朝食を

もしかすると近所に資さんうどんがある人からすると「そんな大したものじゃないよ」なんて話が返ってくるかもしれません。

まさに隣の芝は青い、というやつです。

些細なエピソードではありますが、これもまた私にとって「理想と現実のズレ」の一つです。

今回は笑ってお話ししていますが、積み重なって生きづらさにもつながるのですが、それはこの話の趣旨とは違うので割愛します。

オラいつか都会さ出た時に、資さんうどん食いに行くだ」という想いを胸に、今日も炭水化物抜きダイエットを続けます。

海外展開のニュースを喜びながら、同時に「日本の地方は後回しにされる側なのか」と感じてしまう自分もいました。

日本の地方が抱える「選ばれない寂しさ」と、大好きなうどんへの愛。

この二つが交差したニュースでした。皆さんの街には、資さんうどんはもう来ていますか?

ここまで読んでいただき、ありがとうございました🐻

ティファニーで朝食を(吹替版)

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