私の悪趣味の一つ、それは推定詐欺師との会話を楽しむことです。
彼らの洗練されていない(あるいは、あからさま過ぎる)手口を観察するのは、まるで舞台裏を覗き見ているようで、ある種の知的なゲームとして楽しんでいます。しかし、今回、この「遊び」は一つ上の段階に進展しました。
※本当に危険です、決してマネしないでください!
ターゲットはX(旧Twitter)やTikTokでよく見かけるタイプの「副業詐欺」です。
私は事前に情報漏洩リスクをチェックし、安全な範囲でゲームを継続しました。どうせ振り込まれないだろうと予想していた報酬が、まさか、本当にPayPayで入金されるとは思いませんでした。この150円の入金が、私に「ブログ記事のネタ確定」を確信させたのです。
そして、次に要求されたのは、誰もが知る危険な「タスク専用アカウントへの登録」。この誘いに対し、私はどのように返信し、穏便かつ、自分のポリシーを貫いて関係を断ち切ることを選んだのか。
本記事では、私が実際に詐欺師に送った、「心と脳のリソースを大切にする」という独自の価値観に基づいた断り文句、そして最後に送った皮肉とエールが込められた別れの挨拶を公開し、彼らの手口の定石を解説していきます。
1. 詐欺師の狙いと「撒き餌」の巧妙さ
私が「あからさまな詐欺」だと確信しつつも、この会話を続けたのには理由があります。
それは、情報漏洩のリスクを最小限に抑えながら、彼らの手口のパターンをどこまで引き出せるかというゲームの要素があったからです。
事前にPayPayのマイコードを提示するだけでは、致命的な情報漏洩リスクは低い(注意:ゼロではないです!)ことを調べていました。
どうせ、何かしらのトラブルがあって振り込めないから、情報を送るかリンク提示を要求してくるだろう、と予想していたのです。
まず、相手の「やなぎ ゆき」は、一般的な詐欺の定石通り、親近感の醸成から入ってきました
-
「はじめまして、ゆきです✨ よろしくお願いします🥰😊」
-
「SNSで新しい友達を作るのは初めてなので、ちょっと照れちゃいますね😊💦」
これに対し、私は自身の主義として顔写真を提示しないことを伝え、相手に「もし、許されないならば、残念ですが、これでお別れしましょう😿」と、強く拒否の姿勢を見せました
しかし、相手はあっさりこれを許容し、「はい。大丈夫です」と受け入れ、会話の継続を最優先しました

そして、会話はすぐに本題へと移ります。彼女は自身の仕事を「動画のプロモーション」だと明かし
-
「私の動画に『いいね』を押していただけませんか? それから、スクリーンショットを送ってくださいね」
ここまでは「指示に従う習慣づけ」です。そして次に、今回の会話のハイライトが訪れます。
-
「私たちの会社から150円の報酬をお支払いしますので 少し少ないかもしれませんが、ぜひ受け取ってくださいね PayPayでよろしいですか?😊」

私は、ネタ収集のためにPayPayのマイコードを送りました

2. 明確な「拒否ライン」と私のポリシー
150円の振り込みが完了した瞬間、相手はすぐにギアを上げ、本題である危険な提案をしてきました
-
「毎日8,000円から30,000円の報酬がもらえるんですよ💰🎉」
-
「長期的に動画プロモーションに参加したい場合には、タスク専用のアカウントを登録する必要がありますよ!」
「タスク専用アカウントへの登録」は、個人情報収集と最終的な金銭要求へつながる、絶対に踏み込んではいけないラインです。私はこのラインを超えないことを明確に伝えるため、以下の返信を送りました。これが、私の本心とポリシーを正直に語った「サヨナラ文句」です。でも年収数百万円は惜しいなぁ(笑)
T-Kuma: うーん、残念です。
私はミニマリストとは言いませんが、情報の管理について、できるだけシンプルにして生きたいのです。
あなたの提案は、非常に良いチャンスだと思います。あらためて感謝申し上げます。
もしよければ、あなたの別のお友達に紹介してあげてください。
また、他の登録不要な範囲でのプロモーションがあれば協力させていただきます。
本当に、あなたの好意を魅力的に感じています。ありがとう🐻
この返信では、詐欺だと知りつつも相手の提案を立て、「好意」に感謝することで、穏便に関係を断ち切ることを狙いました
3. 心と脳のリソースを大切にする生き方と最後の皮肉
私は、ここでさらに、自分の価値観を正直に伝えました。これは、詐欺師というよりも、読者の皆さんにも伝えたい、私の生きるポリシーでもあります。
T-Kuma: ありがとう。あなたは本当に私のことを想って、こうして提案してくれているのですね。うれしいです。
何かに登録すると管理が必要です。あなたも私も人生の時間は有限です。
限られた時間で何をするか?何を考えるか?このテーマはとても重要だと思いませんか?
私は豊かに生きるためにも、心と脳のリソースを大切にしたいのです。
あなたに私の価値観をわかってもらえると大変うれしいです☺
その結果、詐欺師「やなぎ ゆき」から返ってきた最後の言葉は、まさしくこの会話の目的を端的に示していました。
-
「登録したくないなら、動画のプロモーションを続けられないよ。」
これにて、私の好奇心を満たす「遊び」は、安全な範囲で終了となりました。そして、最後に私は、相手が詐欺だと見抜いたうえで、皮肉とエールを込めた別れの挨拶を送りました。
-
T-Kuma: 少しでもあなたのお手伝いができると思ったのですが、残念です💦
-
T-Kuma: 私は、あなたのビジネスが順調に成功することを願っています。
「あなたのビジネスが順調に成功することを願っています」という表現には、
「あなたのビジネスが詐欺だとわかっている」という皮肉と、「いつか別の形で成功してほしい」という人間的なエールが込められています。
しかし彼らにとって重要なのは私の安全や好意ではなく、登録(個人情報と金銭)だけでした
明日はこの150円を使ってマクドナルドでコーヒーを飲みましょう。
ブラックが良いです。きっと苦くて、でも甘美な味わい。そして私は胃を痛めることでしょう。この痛みを教訓としたいものです。
まとめ
今回の会話を通じて、詐欺師の手口は以下の定石で構成されていることが再確認できました。
-
親近感の醸成と信頼性の演出
-
無料タスクでの慣れ
-
少額の「撒き餌」で信頼を確定
-
高額報酬をちらつかせ、最終的な登録・金銭要求
彼らは巧妙に見えて、突き詰めていくと、この流れから外れることはありません。
皆さんも、日々の生活の中で「心と脳のリソースを大切にする」生き方を追求し、不必要な管理やリスクを遠ざけていきましょう。
最後にもう一度、こんな私の行為は本当に愚かで本当に危険です。
決してマネしないでください!
私がもし、障害が悪化したり飲酒などで認知能力が低下していたらどうでしょう?
ホイホイと詐欺に乗ってしまうかもしれません。
自分が思っている以上に、自分の判断力は判断できないものです。
君子危うきに近寄らず、です。
2025年12月25日追記
改めて上記の内容が危機意識が薄く浅はかであったことを痛感しました。
下記の記事を合わせて読んでいただくことを強くお勧めします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます😊
この記事が少しでも役立った、面白かった、共感できたと思っていただけたら、私の生存活動にご協力いただけませんか?
【Amazonからご支援をいただく場合】
普段Amazonでお買い物をされる際は、下記のリンクを経由してAmazonをご利用いただけると嬉しいです(商品はリンク先のもの以外でもOKです)。
あなたの購入金額は変わらず、購入額の一部が私への支援となります。
【ワンクリックでご支援をいただく場合】
また、 下のサポートバナー(アフィリエイト広告)をワンクリックするだけで、あなたの負担なく約1円の支援になります。
あなたのたったワンクリックが、切実な命綱となります。
このブログの存続のため、小さなご支援をいただけると大変助かります!
T-Kumaは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
