
FX(外国為替証拠金取引)は学生のころからやっていました。
20代の頃は万能感があり、「FXなんて簡単!」と高をくくっていましたが、結果は数十万円のロスカット。社会人になってからは、一夜で数百万円を失うこともありました。
今思えば、反省なんてしていなかったと思います。痛い目を見てしばらくやめて、また再開する──そんなことを何度も繰り返していました。
海外FXに出会ったのは、30代後半の頃です。
数年ぶりにFXを再開しようとしたとき、日本国内では規制が強化されていて、レバレッジが低く、スプレッドも広い。どうにも効率が悪いと感じました。
一方で、海外FXは「ゼロカット」が採用されており、追証がないことが特徴です。さらに、30代になった私は「自分にはトレードの才能がない」と痛感しており、自然と「自動売買」や「コピートレード」に興味が向きました。
日本のFXでも自動売買は可能ですが、成績がいまいちだったり、設定に専門知識が必要だったりと敷居が高いものでした。
もちろん、海外FXを始める前に
「日本の法律も保護も適用外。会社がつぶれたら資金は戻らない」というリスク
は理解していたつもりでした。 それでも「大手なら大丈夫だろう」と、どこかで安易に考えていたと思います。今振り返ると、明らかにリスク管理が甘かったですね。
検討の結果、私はG社で運用することを決めました。一番の決め手は、コピートレード(業者によってはミラートレードとも呼ばれます)が盛んだったことです。中には「聖杯」と呼ばれるほど勝率の高いトレーダーやプログラムも存在しました。当時の私は、まるで経営者気分。複数のトレードプレイヤーを「雇用」し、利益を上げる。どれを選ぶかは自分次第──そんな高揚感に包まれていました。
コピートレードの種類は数百にも及び、私は成績の良いものや好みの手法を複数選び、運用を任せていました。この運用はおよそ1年半続きましたが、その間に「数百万の損失で資産ゼロ」ということを、少なくとも3回は経験しました。それでも続けたのは、「これは間違いなく儲けられる」という確信があったからです。実際、短期間で原資100万円から数倍に増えることは頻繁にありました。
高いレバレッジをかけ、1日数億円、年間で数百億円の取引をしていたと思います。私が好んでいたプログラムは、日本時間の早朝にわずかな差を狙うスキャルピング手法。1時間で数百万円の利益が出ることもありました。ピーク時の想定では月収1,000万円、複利で先々には月収が億になることも、なんて考えてもいました。
しかし、そのG社は突如「消滅」しました。
原因は、違法トレードを行った集団がいて、G社が巨額の損失を被ったためだったと記憶しています。
FX業者が損をする──この時点で、G社がいわゆる「ノミ行為(顧客の取引を市場に流さず社内処理する行為)」を行っていた可能性が高いと感じました。つまり、G社を通じて実際の為替市場でトレードが行われていたのではなく、顧客の損がそのままG社の利益になっていたのではないか、ということです(あくまで私の推測です)。
その後、G社では出金遅延の騒動が発生。海外FX最大のリスクが現実となりました。最近で言えば「みんなの大家さん」の出資金滞り問題が、似た構造と言えるかもしれません。
最終的に、私は資金の約95%を出金することができました。なぜ出金できたのか──理由は正直わかりません。サポートへの問い合わせで丁寧な日本語を使っていたことくらいしか思い当たりません。多くの人は出金できず泣き寝入りになったと思います。ふと検索してみると、2025年現在でも話題に上がっており、「未出金の証拠金50億円以上」という記事も見かけました。
その後、私は雑所得として確定申告を行い、海外FXからは完全に手を引きました。最終的なリターンは数百万円、もしかすると200万円程度だったかもしれません。1年半の運用としてはリターンが低かったと記憶しています。
「当時エヌビディアに目を向けていれば…」なんて考えてしまいますが、それは結果論ですね。
まとめとして言えるのは、海外FXには確かに大きく儲けられるチャンスがあるということ。
ゼロカットやコピートレードといった魅力的な仕組みもあります。
しかし、それ以上にリスクが強大です。
最大のリスク──
それは
「会社そのものが消滅し、出金できなくなること。どんなに大手でも、それは関係ありません」
G社は世界3位クラスの規模を誇っていましたが、それでも一瞬で消えました。その時、顧客の資産は守られません。
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